そろそろ身体にガタがきた或る29歳の備忘録

身体にガタがき始めた29歳が徒然なるままにお役立ち情報を紹介していきます

日本人にとってコミュニケーションを取るとは、上下関係を確認すること

コミュニケーションとは?

日本では最近、コミュニケーション能力という言葉が定着し、重要視されています。コミュニケーションとは、何なのでしょうか?これについて私の意見を述べたいと思います

 

海外のコミュニケーション

communicationとは意思疎通と翻訳され、例えば意見を述べあいお互いの考え方を確認することがそれに相当します。海外ではこの翻訳通り、一般的に自分の意見を自由に述べて良い雰囲気があり、その方法が定着しています。私はヨーロッパへの留学経験がありますが、この雰囲気は日常的に"当たり前"であり、本当の意味で自由を感じることが出来ました。

 

日本でのコミュニケーション能力の高さとは"忠誠アピール"の上手さ!

ここで気をつけなければならないのは、日本のコミュニケーションは意味が違うということです。日本のコミュニケーションはいわば"踏み絵"に相当します。つまり、自分の立ち位置、上下関係が維持されているか、相手の忠誠心を確認するということに主眼がおかれます。内容などはその次です。正論を言っても聞き入れられない、足を引っ張られるという経験をしたことがある人は少なからずいるのではないでしょうか。

 

日本のコミュニケーションでは上下関係の確認こそが最重要事項

その根っこには、この"ねちっこい"日本流コミュニケーションが根底にあります。足を引っ張られた経験のあるあなたは、"相手の意に沿わない意見を述べる"という、上下関係を逸脱する行為をしたのです。体育会系の人間が好まれるのはまさにこれが理由で、自分の意見ではなく、上が求める意見をまるで自分の意見の様に巧みに言うところにあると思います。日本では、下の立場と見なされている人間が意見できる内容は、"上の人間を肯定する意見のみ"なのです。これを逸脱すると、上司や先輩という、上の立場を利用した悪口の"根回し"が始まり、いつの間にかあなたは孤立します。

 

日本のコミュニケーション、間違ってませんか?

こんな幼稚なコミュニケーション、いつまで続けるのかとうんざりしますが、日本では根深く、社会に出ると上下関係が強烈で苦しむ人も多いのではないでしょうか。国際化が進み、この様な陰湿な因習が淘汰されていくのを望むばかりです。